あいだ農縁について

会津喜多方で有機農業を営む、相田と申します。「おいしい野菜は土づくりから」の信念のもと、科学的かつ論理的に分析しながら有機農業を実践しています。

農業の常識に抱いた疑問

2015年、25歳で新規就農しました。最初の4年間は化成肥料と農薬を使用する慣行農業でミニトマトを栽培していましたが、当初から慣行農業には大きな違和感を覚えていました。病気も虫も出ていないのに予防的に農薬を散布したり、除草剤を撒いたりすることが当たり前とされる風潮。また、味や品質よりも収穫量ばかりを追い求める姿勢が自分の価値観とは合いませんでした。

私は、指導された方法とは異なり、できるだけ農薬を使わない栽培で進めていました。しかし、農薬を減らすことで当然ながら病気や虫の被害が増え、収穫量が激減。経営は厳しい状況に陥ります。 理想と現実のギャップに苦しむ日々が続き、農業に対する意欲も薄れていきました。

有機農法との出会い

転機となったのは、ある講習会で出会った「BLOF理論」でした。この理論を学び、土壌分析にもとづいたアミノ酸肥料やミネラルの施肥などを始めると、ミニトマトの育ち方が劇的に変化したのです。根がすばやく活着し、茎や葉が力強く成長。花が増え、実の付き方も見違えるほど良くなりました。

何より驚いたのは、その味の変化です。ミニトマトを口にすると、まず甘みが広がり、続いてコクと酸味が感じられ、最後には旨みが残る。この「あとを引くおいしさ」に私自身が驚き、感動しました。理論にもとづいた土づくりが、こんなにも植物にとって理想的な環境を生み出すのだと実感した瞬間でした。


自然のままに

BLOF理論は「自然の摂理」にもとづいており、植物が健康であれば人間と同じように病気や害虫から自らを守ることができます。この考えのもと、私は農薬に頼らず自然環境を守る農業を実践しています。めざしているのは、100年、200年先の未来にも続く持続可能な農業(暮らし)の実現です。この思いは、結婚し子どもが産まれてから、さらに強いものになりました。

舞台となる会津喜多方は、ラーメンや酒処として有名な町ですが、実は雄大な山々から流れる清らかな水と、厳しい冬、盆地特有の暑い夏という自然環境に恵まれた場所でもあります。この環境こそが、野菜本来のおいしさを引き出してくれます。 


私は、多くの方に安全でおいしい野菜をお届けしたいと思っております。環境への配慮から、包装には可能なかぎりビニールを使わず、段ボールや紙を使用しています。見た目は簡素でも、そのなかには自然と調和した味わいが詰まっています。ぜひ一度、この恵みを味わってみてください。


お取引実績

  • アイチョイスグループ生協(愛知県名古屋市)
  • イオン東北(秋田県秋田市)
  • 鈴木醤油店(福島県天栄村)
  • とうふ屋おはら(福島県喜多方市)
  • パルシステム(東京都新宿区)


(敬称略/五十音順) 

受賞・メディア実績

★第12回 R-1(ロッソナポリタンNo.1)コンテスト 優勝

2023年、ロッソナポリタン(ミニトマトの品種)のグランプリを決めるコンテストに初出場。見事優勝を果たし、日本一に輝きました。


★毎日新聞掲載(2019年)

福島県会津地方の若手農家たちが有機農業の拠点化をめざし、農林水産省による「オーガニックビジネス実践拠点づくり事業」に採択された記事が掲載されました。